任意整理で生活は改善されたか? 

任意整理は、多重債務解消に向けての方策の一つである。

司法書士や弁護士に依頼し債務整理を行ってもらい、整理後の残債務を3年程度の期間で支払うことで和解が成立する。

多くの場合、毎月の返済額は減額されることになる。

長期間返済を行っていた場合などには、借金がなくなるだけでなく、過払い金が返還される場合もある。


私は任意整理を行い、各債権者と和解が成立してから半年近くが過ぎた。

過払い金が返還された業者もあったが、最終的には250万円程度の債務が残った。

現在毎月6万円近くを返済中だ。

任意整理前は毎月14万円程返済していたので、それを考えれば負担が半分以下になったことは事実だ。


それで生活が改善されたか?

実際には、なんとか家族ともども食っていける程度にはなったものの、厳しい状況に変わりは無い。

多重債務の初期状態と同等の感覚だ。

もちろん、最悪のことを考える程苦しい状態からは改善されたのだが、6万円の返済は決して楽ではない。

分かっている人もいるだろうが、私もそうだったように、任意整理したら生活が楽になるという安易な考えは捨てた方がいいだろう。

よほどの長期返済を行っていれば別だが、そうでなければ借金は残るわけだから・・・・。


任意整理は確かに最悪の状態から脱出することは出来る。

しかし、最悪の状態を脱するだけであることも頭に入れておかなければならない。

司法書士や弁護士にとっては、「おいしい仕事」であるので、「多重債務者の救世主」と言わんばかりの宣伝文句で積極的に営業活動を行っている。

相当儲かっていることだろう。

私の場合、90万円近い報酬を支払った。

過払い金の返還分で相殺できたから良かったが。


とりとめのない話になったが、言いたいことは2つ。

一つは、任意整理したからといって借金がなくなるわけではないということ。

もう一つは司法書士や弁護士に向けてだが、任意整理はお金に苦しんでいる人を対象とした業務であることを忘れないでほしいということだ。

すでにあちこちで言われているだろうが、任意整理経験者として再度訴えておきたいことだ。

最後に、任意整理をしたことにより、ぎりぎりではあるがなんとか普通の生活が出来ている事実があることも付け加えておく。