任意整理の前にできるだけ多くの情報を収集せよ 

このブログへは”任意整理”などのキーワードからやってくる訪問者が相変わらず多い。

任意整理にいまひとつ踏み込めない人達が、参考となる情報を探して辿り着くのだろうと推測できる。

私の経験上、事前知識は絶対に必要なので、できるだけ多くの情報を収集すべき。

なぜなら、完全に弁護士や司法書士に任せると、最適な任意整理ができないからだ。

任意整理費用が債務整理のメリットを打ち消すことがあるのだ。


私の場合で言えば、次のような例だ。

私が行った任意整理には、過払い金の返還請求が数社含まれていた。

既に完済していた分に対してだった。

そのうちの2社の結果は・・・

債権者  借入期間  借入額    過払金和解額
AI社    約2年   100,000円     16,000円
SW社   約1年   100,000円     20,000円

この2社については、過払い金が3万6千円還ってきたわけだ。

ところが!

・1社あたりの任意整理費用は3万円
・債務圧縮額に対しての報酬は20%

が必要となる。

AI社 については  3万円+1万6千円×20% = 3万3200円
SW社については 3万円+2万円×20%=3万4千円

つまり、31200円の赤字となってしまった。

簡単に言えば、3万6000円取り返すために、67200円支払ったのだ。

この2社は完済していたので、何もしなければ31200円を支払う必要は無かったのだ。

理解できただろうか。


私は最初のヒアリングで、どこにどの程度の債務があってどの程度返済したかを話している。

経験のある人なら、赤字になることを事前に予測できたはずだ。

にもかかわらず、私が依頼した司法書士は、このことを説明しなかったし、結果として私に3万円程度の損をさせた。

それでも司法書士は67200円の収入に変わりは無い。

このことには、後から気づくことになった・・・・。


もし、こういう事例を知っていたなら、事前に司法書士に警告できたわけだ。

クライアントに知識があると分かれば、それなりの対処をするだろう。

これが、「知っている」のと「知らない」のとの違いだ。

私もできるだけの情報は提供したいと思う。

これからの任意整理を考えている人は、ぜひともある程度の知識を持って望んで欲しい。